香港政府トップ“処理水放出なら多くの県の水産物を禁輸”
福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、香港政府トップの李家超行政長官は、放出された場合、日本の多くの県の水産物について輸入を禁止すると述べました。
李家超行政長官「(処理水の)海洋放出が実施された場合、措置がとられることになる。今の規模をこえ、多くの県の水産物を禁じることになる」
李家超行政長官はまた、「こうした規模の海洋放出が長期間続けられることは前例がなく、健康に影響を及ぼすリスクも計り知れない」と批判しました。
香港政府は現在、福島など5つの県の水産物について、放射性物質の検査証明書の提出を条件に輸入を認めています。
日本の農林水産物の輸出をめぐって、香港は中国本土に次いで2番目に大きな市場で、規制による影響が懸念されています。