精神疾患原因か 英6人殺傷“テロでない”
イギリスのロンドン中心部で3日、男がナイフで6人を殺傷した事件で、警察は、犯行は過激な思想によるテロではなく、精神的な疾患によって引き起こされた可能性が高いとの見方を示した。
この事件は、ロンドン中心部で3日夜、19歳の男が周囲の人々をナイフで襲い、60代のアメリカ人女性1人が死亡、5人がケガをしたもの。
ロンドン警視庁は4日、逮捕された男について、ソマリア系のノルウェー人と明らかにした。また、男が過激思想に染まっていたことを示す証拠はないとして、イスラム過激主義などに影響を受けたテロではなく、精神的な疾患による犯行の可能性が高いとの見方を示した。
さらに、計画的ではない無差別な犯行とみられていて、警察は、男の関係先を捜索するなどして動機の解明を急いでいる。