イタリア地震 死者70人超、依然多数不明
イタリア中部で24日未明、マグニチュード6.2の地震があり、これまでに73人が死亡、およそ100人が行方不明となっている。多くの建物が倒壊していて、被害は拡大する恐れもある。
最も大きな被害が出ているのは、ローマ北東にあるアマトリーチェなどの町で、地元の市長によると8割以上の建物が倒壊した。国営放送によると、これまでに73人が死亡し、100人ほどが行方不明になっている。
被害の全容はわかっていないが、イタリアのレンツィ首相は救出活動に全力をあげる考えを示し、24日中に被災地入りするという。
日本と同様、イタリアも火山国で、これまでにも地震が頻繁に起きている。中でも2009年にイタリア中部のラクイラで起きた大地震では300人が死亡した。今回も未明の地震の後、余震が相次いで起きていて、住民からは不安の声があがっている。