イタリア中部地震 死者247人に
24日にイタリア中部で起きた地震で、死者の数は247人に上った。被害の激しい町ではまだ多くの人の安否がわかっていない。
町の8割以上の建物が倒壊したアマトリーチェでは、中心部へとつながる道を封鎖し、集中的に救助活動が行われている。
イタリアのアンサ通信によると、今回の地震で死者の数は247人に上っている。
アマトリーチェはローマからも近く、この時期は避暑地として人気の観光地。市長は、倒壊したホテルに滞在していた宿泊客ら70人ほどが、まだ生き埋めになっている可能性があると指摘している。
一方、地元メディアによると、別の町のペスカーラ・デル・トロントでは24日、5歳の女の子が約12時間ぶりにガレキの中から救出された。女の子に大きなケガはなかったという。
イタリアのレンツィ首相は、25日に緊急会議を開いて対応を協議する予定。