イタリア中部地震 死者120人超に
24日、イタリア中部で起きた地震で、これまでに124人の死亡が確認された。現場から小島康裕記者が中継。
ここアマトリーチェの集落では、中心部へとつながる道を封鎖して、集中的に救助活動を行っている。私の後ろにある建物は修道院だが、7人がまだ生き埋めになっているとみられていて、地震直後から捜索活動を続けているという。
アマトリーチェでは町の8割以上の建物が倒壊したとされている。残された住民はぼうぜんとした表情で捜索活動を見つめていて、手を合わせて祈りをささげるような様子もみられた。
地震ではこれまでに124人が死亡、368人がケガをしていて被害は拡大している。余震が相次いでいて、取材中にも横揺れを感じた。住民はすでに全員、町の外に避難している。
現場は山の中で夜になって冷え込んできた。集落に至る道は狭く重機や緊急車両がすれ違うのも困難だが、夜を徹しての懸命な捜索活動が続いている。