金正恩委員長が発射視察「成功の中の成功」
24日、潜水艦発射弾道ミサイル(=SLBM)を発射した北朝鮮が、金正恩委員長が発射を視察し、「成功の中の成功」と評価したと伝えた。
25日付の労働新聞はSLBMの発射について、「成功の中の成功、勝利の中の勝利」とする金委員長の言葉を伝え、「核兵器の高度化において大きな進歩を遂げた」とした。金委員長の写真もミサイル発射の視察としてはこれまでになく多い16枚を掲載し、金委員長の実績を誇示した。
北朝鮮は、去年5月には150メートルだったSLBMの飛距離を24日、一気に500キロメートルに伸ばす格段の技術的進展をみせた。韓国軍は、SLBMは早ければ年内の実戦配備も可能とみているということで、新たな脅威となる。
発射実験では、エンジンの性能や大気圏再突入の際の弾頭の動作などが確認されたとしていて、「いくらアメリカが否定してもアメリカ本土と太平洋は我々の手中にある」と威嚇した。