ウクライナ避難200万人超 寒さで命落とした子どもも
戦闘が激しさを増すウクライナ情勢をめぐり、攻撃を一時的に停止し民間人を避難させる「人道回廊」が9日も実施されることになりました。こうした中、ウクライナから国外に避難した人は200万人を超えました。ポーランドから中継です。
ウクライナとの国境、ポーランドのメディカにいます。気温はマイナス2度、非常に厳しい冷え込みの中、国境を越えてポーランドへと避難する人の姿が途絶えることはありません。
国境を越えたすぐの場所には、医師が常住するテントや暖を取るためのテントなどが設けられています。
ただ、医療従事者の方に話を伺いますと、この寒さで国境を越えられずに、ウクライナ側で命を落としてまった子どももいるということです。
国連は、8日時点でウクライナの国外に避難した人が200万人を超えたことを明らかにしました。
――避難する人は増える一方ですが、逆にウクライナ側に入る人もいるのでしょうか?
実際この国境からウクライナ側に入っていく人の姿も確認できます。その中には、「祖国を守りたい」という思いで帰国するウクライナ人だけではなく、外国人の義勇兵もいます。
スイス人義勇兵・ジョーナさん「ウクライナの人には自由に幸せになってほしいので共に戦う。帰って来られないかもしれないことを理解して軍に入る。ウクライナ人と同様ウクライナのために命を懸ける覚悟だ」
ウクライナのクレバ外相によりますと、ウクライナに集まった外国人義勇兵は、6日時点でおよそ2万人にのぼっています。