“暴言”比大統領と米大統領 非公式に接触
フィリピンのドゥテルテ大統領が暴言を吐きオバマ大統領との会談が取りやめとなった問題で、7日夜、ドゥテルテ大統領とオバマ大統領が非公式に接触したことが分かった。
ラオスで開かれているASEAN(=東南アジア諸国連合)関連の首脳会議に出席しているドゥテルテ大統領は、オバマ大統領をののしる暴言を吐き、6日に予定されていた首脳会談が急きょ取りやめとなっていた。
その後、ドゥテルテ大統領は「発言を後悔している」とするコメントを発表していたが、フィリピン政府の関係者によると7日夜、ドゥテルテ大統領がオバマ大統領と短く言葉を交わしたという。
会話の内容は分かっていないが、南シナ海で海洋進出を強める中国に対抗するため、同盟関係にある両国が関係の修復を図ろうとしたものとみられる。