クリントン氏 療養のため集会キャンセルに
アメリカ・民主党の大統領候補・クリントン氏が体調不良を理由に12日からの選挙日程を取りやめた。選挙戦への影響が指摘されている。
クリントン氏は11日、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地で行われていたアメリカ同時多発テロの追悼式典に出席していたが、突然、退席した。映像には、クリントン氏が両脇を抱えられ、膝から崩れるようにしゃがみ込む様子が映っている。目撃者は、「気を失ったように見えた」と話しているという。
主治医によると、9日に肺炎と診断されていて、式典の最中に脱水症状を起こしたということだが、その後、長女の自宅で休憩をとり、報道陣の前に姿を見せた。
また、NBCテレビによると、クリントン氏は療養のため12日から予定していたカリフォルニア州での集会を取りやめた。クリントン氏は現在68歳で、大統領選挙では健康上の懸念も指摘されていて、対抗馬のトランプ氏が新たな攻撃材料にすることも予想される。