国連総会のスタートに合わせ潘基文事務総長が会見を行い、核実験を行った北朝鮮に対して、安全保障理事会は一刻も早く対応すべきとの考えを強調した。

　潘基文国連事務総長「（北朝鮮問題について）安保理が時間を無駄にすることなく対応することが大事だ」

　５回目の核実験を行った北朝鮮に対して、安保理は制裁を強化する決議案の採択を目指すことを確認している。各国間の足並みの乱れも予想される中、潘基文事務総長は「一刻も早く結束してメッセージを出すべきだ」と早期の決議採択の必要性を強調した。

　また、アメリカ大統領選で共和党のトランプ候補が不法移民の強制送還などを主張していることについて、「いかなる難民、移民も人道的支援が必要な場合、受け入れ側の国は支援をしっかり行うべきだ」とけん制した。