×

オバマ氏ミャンマーへの制裁解除の意向示す

2016年9月15日 8:05
オバマ氏ミャンマーへの制裁解除の意向示す

 アメリカのオバマ大統領は14日、ミャンマーの事実上の最高指導者であるアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相と会談し、ミャンマーへの制裁を解除する意向を示した。

 今年3月の新政権発足後、初めて訪米したスー・チー氏は、ミャンマーの民主化の状況が着実に進展していると説明した。

 アウン・サン・スー・チー氏「ミャンマー経済に打撃を与えてきた(アメリカによる)制裁が解除される時だと考えている」

 オバマ大統領「アメリカは長年ミャンマーに科してきた制裁を緩和する用意がある」

 オバマ大統領は民主化の進展を評価し、ミャンマーへの適用を停止してきた輸入関税を減免する制度の再開も決め、議会に通知している。

 オバマ大統領はまた今後も民主化を支援していく考えを改めて示し、ミャンマー政府が国内の少数民族や宗教的な少数派の人権を守るよう重ねて求めた。そのうえで、制裁解除などを通じて両国の経済関係を強めていく考えを強調した。