日本のサンマ漁船を露が臨検、国後島に連行
北海道・根室の沖合で日本のサンマ漁船がロシア国境警備局の臨検を受け、国後島に連行されていることがわかった。
水産庁などによると、稚内のサンマ棒受け網漁船「第8朝洋丸」が15日夜、ロシア水域での操業後に根室の納沙布岬の南東約180キロの沖合で、ロシア国境警備局の臨検を受けたという。
この漁船は日露間の漁業協定に基づいてサンマ漁の許可を得ていたが、割り当てられた量を超えたサバを同時にとった疑いがあるという。
漁船には日本人17人が乗っていて、いずれも健康状態には問題がないという。漁船は国後島に連行され、今後、詳しい検査を受けるとみられている。