オバマ氏“核兵器削減”訴える 国連総会
核なき世界の実現を目指すアメリカのオバマ大統領は20日、国連総会で演説し、核兵器の削減や核実験の禁止を訴えた。
オバマ大統領は、北朝鮮の核実験で「世界は脅威にさらされた」として、「核なき世界を追い求めない限り、核戦争の可能性から逃れることができない」と強調した。
オバマ大統領「アメリカのような核保有国は、保有している核兵器の削減と、二度と核実験を行わないという基本的原則を再確認する責任がある」
アメリカは国連の安全保障理事会の理事国に対し、「爆発を伴う核実験を控えることを求める決議案」を配布しており、国連総会期間中での採択を目指している。
また、演説でオバマ大統領は、国境沿いに壁をたてると公約している共和党の大統領候補トランプ氏を念頭に、国際社会と協調せず、「壁に囲まれた国家は自らを閉じ込めることになる」と暗に批判した。