難民受け入れ国民投票 不成立も反対98%
ハンガリーで2日、EU(=ヨーロッパ連合)で分担が決められた難民らの受け入れの是非を問う国民投票が行われた。投票率が規定に達しなかったため不成立となったが、反対が98%を占めた。
EUはシリアなどからの難民や移民の受け入れを加盟国で分担することを決めていて、ハンガリーには1294人が割り当てられている。国民投票は、投票率が規定に達しなかったため不成立となったが、反対が98%と圧倒的多数を占めた。オルバン首相は国境を封鎖するなど強硬な姿勢で知られているが、この結果を受けて「すばらしい」と述べ、勝利をアピールした。
EUの中には他にも難民らの受け入れに消極的な国があることから、今後の難民政策に影響を及ぼす可能性もある。