米列車事故 運転士「速度十分落とし駅に」
アメリカ・ニュージャージー州で先月29日、列車が車両止めに衝突し1人が死亡、114人がケガをした事故で、事情聴取を受けた運転士が、「速度を十分落として駅に進入した」と話していることがわかった。
事故原因を調査しているアメリカのNTSB(=国家運輸安全委員会)が行った事情聴取で、48歳の運転士は、「事故の瞬間の記憶はない」と証言した。一方で事故を起こした駅には、制限速度の時速16キロに減速して入ったと話しているという。
しかし、列車の複数の乗客は異なる証言をしている。
乗客(先月29日)「列車が速度を落とさなかったのでおかしいと思った」
NTSBは後部の機関車から列車の速度などの記録装置を回収したが、作動していなかったという。