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米列車事故 運転士「速度十分落とし駅に」

2016年10月4日 1:53
米列車事故 運転士「速度十分落とし駅に」

 アメリカ・ニュージャージー州で先月29日、列車が車両止めに衝突し1人が死亡、114人がケガをした事故で、事情聴取を受けた運転士が、「速度を十分落として駅に進入した」と話していることがわかった。

 事故原因を調査しているアメリカのNTSB(=国家運輸安全委員会)が行った事情聴取で、48歳の運転士は、「事故の瞬間の記憶はない」と証言した。一方で事故を起こした駅には、制限速度の時速16キロに減速して入ったと話しているという。

 しかし、列車の複数の乗客は異なる証言をしている。

 乗客(先月29日)「列車が速度を落とさなかったのでおかしいと思った」

 NTSBは後部の機関車から列車の速度などの記録装置を回収したが、作動していなかったという。