米情報機関“メール流出はロシア政府指示”
アメリカの情報機関は7日、相次ぐ政党などのメール流出について、ロシア政府の指示によるものとの見解を示した。
アメリカでは大統領候補が正式に指名される前に、民主党幹部がクリントン氏への肩入れを示唆するメールが流出するなど、ハッキングが相次いでいる。国土安全保障省などはハッキングは「ロシア政府の指示によるものと確信している」との見解を示した。世論操作をすることなどを念頭に「アメリカの大統領選挙に介入することが目的だった」と分析している。
これを受けロシアのペスコフ大統領報道官は7日、地元メディアに対し、アメリカの見解は「茶番だ」と反発した。その上で、「ロシア大統領府のサイトもアメリカから多数のサイバー攻撃を受けているが、アメリカを非難していない」と話している。