財務相、米財務長官と会談しTPP推進強調
麻生財務相は7日、アメリカのルー財務長官と会談し、TPP(=環太平洋経済連携協定)の早期実現への取り組みを進めていく考えを強調した。
会談で麻生財務相は、ルー財務長官との間でTPPの重要性について改めて確認し、TPPの承認に向けた国会審議を前進させたいという決意を強調したという。
また麻生財務相は、IMF(=国際通貨基金)の関連会合で発言し、世界経済の動向について、「過度な悲観論に陥ることなく対処することの重要性」を指摘した。
麻生財務相「悲観論にもとづき経済停滞に甘んじるのではなく、生産性やいわゆる潜在成長率の引き上げに正面から取り組むことが重要だ」
麻生財務相はさらに、日本経済の現状について説明する中で、「経済の好循環のため、継続的な賃金上昇が極めて重要だ」との認識を述べたという。