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米国務長官“TPP参加拒めば経済停滞”

2016年9月29日 14:19
米国務長官“TPP参加拒めば経済停滞”

 アメリカのケリー国務長官は28日、TPP(=環太平洋経済連携協定)を承認しなければ、経済は停滞するなどと指摘し、その重要性を改めて強調した。

 日本やアメリカなど12か国が合意したTPPは、発効に向けて、アメリカ議会の承認が不可欠だが、与野党の議員からは反対の声が根強く、先行きは不透明。ワシントンで講演したケリー国務長官は、TPPを早期に承認するよう改めて求めた。

 ケリー国務長官「TPPへの参加を拒めば、我々は競争力を失い、経済は停滞する」

 また大統領選挙でも、アメリカの雇用を奪うなどとして、共和党のトランプ候補、民主党のクリントン候補ともに、TPP反対の姿勢を打ち出しているが、ケリー長官は、「事実に基づいて議論するべきだ」と訴えた。