アメリカ大統領選 きょう最後の討論会
アメリカ大統領選挙で、候補者同士の最後の討論会が日本時間の20日午前に行われる。女性スキャンダルなどで後のない共和党のトランプ候補が逆転へのきっかけをつかめるかが焦点。
最後となる3回目の討論会は、ネバダ州ラスベガスにある大学で日本時間の10時から90分間行われる。予定されるテーマは「移民」「大統領の資質」など6つで、候補者はそれぞれ演台に立ち、司会者の進行に基づき答えていく。会場のあるネバダ州は本選で重要な票田となる中南米の出身者が多い地域で、両候補がどのようなアピールをするかが注目される。
女性蔑視の発言や過去に体を触られたなどとする告発で、トランプ氏は劣勢が続いている。窮地に追い込まれたトランプ氏は討論会を前に、「選挙戦で不正が行われる可能性がある」と主張するなど、自らへの非難の矛先をそらすことに懸命。クリントン氏との最後の直接対決で、勢いを取り戻すきっかけを得られるのかが最大の焦点となる。