露の攻撃停止期間が終了 アレッポ戦闘再燃
激しい内戦が続くシリアのアレッポで22日夜、ロシアが発表していた攻撃の停止期間が終了し、戦闘が再燃した。
ロシア軍とアサド政権軍は、北部アレッポで20日から人道的措置として攻撃を停止し、市民や反体制派に退避を呼びかけていた。
攻撃の停止は、現地時間22日午後7時に期限を迎え、イギリスに拠点を置くシリア人権監視団によると、複数の地域で、政権軍と反体制派の戦闘が再開されたという。
また、攻撃の停止期間中、政権側は市民らに退避ルートを用意したが、これを使って退避した例は確認されていないという。
国連は、ロシアに対して、停止の延長を求めていたが、期限までに延長の発表はなかった。
アレッポでは、ロシア軍の空爆などにより、市民に多くの犠牲者が出ているほか、支援物資が届かないなどの深刻な状態が続いている。