イタリア中部で２６日、マグニチュード６前後の強い地震が相次いだ。これまでのところ死者はいないが、建物が崩壊するなど被害が出ている。

　アメリカ地質調査所（＝ＵＳＧＳ）によると、震源地はイタリア中部のビッソ付近で、日本時間の午前２時過ぎにマグニチュード５．５、さらに約２時間後にマグニチュード６．１の地震が発生した。震源地近くでは、建物の一部が崩れ、路上にレンガが散乱するなどの被害が出ている。ロイター通信によるとこれまでのところ、３人が軽いケガをしたが、死者は出ていない。

　ビッソの住民「（揺れは）表現できないほど怖かった。あらゆるものが揺れ、落ちてきた」

　現場は、今年８月に大きな地震が起きて約３００人が死亡したアマトリーチェにも近く、被害の拡大も懸念されている。