再捜査「大統領選に影響を与える意図ない」
アメリカ大統領選挙で民主党のクリントン候補の私用メール問題の捜査が再開されたことについて、ホワイトハウスは大統領選挙に影響を与える意図はないとの見方を示した。
ホワイトハウスのアーネスト報道官は10月31日、クリントン氏の私用メール問題の再捜査発表を「事前に知らされておらず、驚いた」とした上で、再捜査には大統領選に影響を与えようとする意図はないとの見方を示した。
アーネスト報道官「ある候補・政党の利益のためのFBI長官の 画策だとはオバマ大統領は考えていない」
一方、今後の選挙戦への影響について、専門家は冷静に見ている。
世論調査に詳しい・グリフィン氏「(Q.FBIの捜査再開は大統領選に影響する?)これまで大きなことが起きても支持率変動は1~2%だった。だから直前で大きなことが起きても勝敗はひっくり返らないだろう」
再捜査を受けて行われたNBCテレビの調査(10月29、30日)では、クリントン氏が47%、トランプ氏が41%と両者の支持率の差はなお6ポイントあり、このままクリントン氏が逃げ切れるのか、投票日が11月8日に迫る中、有権者の動向が注目される。