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クリントン氏、助っ人総動員で最後の訴え

2016年11月8日 11:00
クリントン氏、助っ人総動員で最後の訴え

 アメリカ大統領選挙の投票が日本時間8日夜に迫った。勝敗は、激戦となっている州の結果次第とあって、クリントン氏とトランプ氏が激戦州に入って最後の訴えを行っている。クリントン陣営のペンシルベニア州から中継。

 今夜集まった人の数は2万人以上、一連の選挙キャンペーンで最大となる。アメリカの独立宣言が行われた記念館も見え、「トランプ氏の主張は国を分断している」と訴えるクリントン氏としては、有権者に自由、多様性、団結といった「アメリカの価値観」を思い起こさせる狙いが伺える。集会にはオバマ大統領夫妻やビル・クリントン元大統領のほかロックバンドのボン・ジョヴィなど豪華な助っ人が動員されることになっている。

 クリントン氏はこれに先立つ集会で「どの国民も置き去りにはしない。そのためには明日、あなたの助けが必要だ」とも述べている。

 最新の支持率(リアルクリアポリティクス調べ)はクリントン氏が45.5%、トランプ氏が42.3%と、クリントン氏が3.2ポイントリードしている。それでもクリントン氏はこのあと、激戦州のノースカロライナに飛んで深夜11時45分から最後の集会に臨むということで、勝利への執念が伺える。