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クリントン陣営 ヒスパニック層へ働きかけ

2016年10月19日 10:58
クリントン陣営 ヒスパニック層へ働きかけ

 アメリカ大統領選はトランプ氏が勢いを失っているが、一方のクリントン氏は支持を広げようと、中南米出身のヒスパニック層への働きかけを強めている。選挙戦の現場を取材した。

 優勢に選挙戦を進めるクリントン氏は、連日活発な活動を続けている。そのクリントン氏が力を入れているのが、ネバダ州のラスベガス。この日、有権者登録が行われていた。

 選挙担当者「今年1月から今日まで、郡内で20万人の新規登録があった」

 クリントン氏はヒスパニックからの支持が厚いと言われているが、実際には誰に投票するか迷っている人も少なくなく、最新の世論調査では、今回の選挙で「絶対に投票する」というヒスパニックの有権者は前回を下回っている。

 ヒスパニックの有権者らは、「正直、どちらの候補も好きではないの」「まだどちらにするか決めてないの。本当にどちらも好きじゃないから」などと話す。

 盤石とは言い難い状況に、クリントン陣営は危機感を強めている。投票に足を運ぶよう、ヒスパニックの若者も加わり、電話で呼び掛けているほか、中南米の食材を扱う店の前では、有権者に直接声かけも行っていた。

 こうした中開かれるテレビ討論では、女性をめぐるスキャンダルなどで支持を減らし、背水の陣となるトランプ氏が起死回生をはかれるかが最大の焦点となる。最後の直接対決は日本時間の20日午前。

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