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オバマ政権「TPP」議会承認を断念

2016年11月12日 18:32
オバマ政権「TPP」議会承認を断念

 TPP(環太平洋経済連携協定)について、アメリカ政府の高官はオバマ大統領の任期中の議会承認を断念する考えを明らかにした。

 オバマ政権は来年1月20日の任期切れ前の、TPPの議会承認を目指して、働きかけを強めていた。しかし、「就任当日にTPPを離脱する」と主張するトランプ氏が大統領選で勝利したことなどから、アメリカ政府の高官は「TPPの取り扱いはトランプ政権と議会指導部が協議する」と述べた。オバマ政権としてTPPの議会承認を断念することになる。

 オバマ大統領は来週ペルーで行われるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で関係国に状況を説明するという。TPPの発効には経済規模の最も大きなアメリカの参加が不可欠なため、日本など各国には大きな傷手となる。

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