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朴大統領 弾劾訴追案あす採決へ

2016年12月8日 18:07
朴大統領 弾劾訴追案あす採決へ

 韓国・朴槿恵大統領の弾劾訴追案が8日午後、国会に報告された。9日の採決で可決される公算が大きくなっている。ソウルから藤田賢治記者が伝える。

 弾劾訴追案を巡っては、その内容や提出時期を巡り、与野党で激しい駆け引きが続いたが、いよいよ9日、採決を迎える。

 8日午後3時前。野党3党が提出した弾劾訴追案は、国会に報告された。9日の採決を前に、野党3党は可決されなければ所属議員全員が辞職すると述べた。

 最大野党「共に民主党」・禹相虎院内代表「議員全員が辞職願を作成し指導部に提出することを提案する」

 決死の姿勢をアピールする狙いがあるが、実はすでに可決に必要な票は確保できているとみられている。可決には与党セヌリ党から28人以上の議員が賛成に回る必要があるが、すでに与党の非主流派は35人は確保したとしている。最終的には与党の主流派からも賛成票が投じられるという見方もある。

 弾劾が可決されると、弾劾議決書が国会から大統領府に届けられる。大統領府がこれを受け取った瞬間に、朴大統領の権限が停止される。そして最長で半年の憲法裁判所による審理が始まる。

 ただ、国民の中には、弾劾でなく大統領の即時退陣を求める声も根強くあるのも事実。弾劾が国民の怒りをどれだけ和らげるのか。10日の大統領退陣を求める集会の参加人数が一つの基準になると言えそう。