中国、南シナ海人工島全てに防空システムか
アメリカの研究機関は14日、中国が軍事化を進める南シナ海の人工島全てに、航空機やミサイルを撃ち落とす防空システムを配備した可能性があることを明らかにした。
公開されたのは、南シナ海にある南沙諸島を先月撮影した衛星写真。分析の結果、ファイアリークロス礁など、中国が埋め立てて造った7つの人工の島全てで軍事化が進み、航空機を狙った対空砲やミサイルを迎撃するシステムなど、防空施設を整えた可能性があるという。
これについて研究機関は、南シナ海の不測の事態に、中国政府が徹底して対抗する意思を示していると分析している。トランプ次期大統領は、中国による南シナ海での大規模な軍事施設の建設を批判しており、米中の間で緊張が高まる可能性もある。