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「正当な理由ない」朴大統領側が“反論書”

2016年12月16日 20:50
「正当な理由ない」朴大統領側が“反論書”

 韓国・朴槿恵大統領の弁護団が16日、弾劾の審理を行う憲法裁判所に答弁書を提出し、「弾劾には正当な理由がない」として棄却を求めた。

 朴大統領の弁護団は16日午後、弾劾の審理を行う憲法裁判所を訪れ、弾劾の理由に反論する答弁書などを提出した。弾劾理由の一つとして挙げられている、2014年に発生した「セウォル号」沈没事故当時の対応については、「事故は不幸なことだが、朴大統領の責任を問うのは難しい」と主張。ほかの憲法違反や法律違反の指摘も認められるものではなく、弾劾は棄却されるべきだと述べた。

 弁護団は裁判の過程で主張を明らかにするとして、反論の詳細は述べなかったが、事実関係や法律面のすべてを争うとし、全面対決の姿勢を示した。