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“アレッポから市民退避”監視団派遣を決議

2016年12月20日 2:44
“アレッポから市民退避”監視団派遣を決議

 国連の安全保障理事会は19日、内戦が続くシリアのアレッポから市民を安全に退避させるため、現地に監視団を派遣する決議を採択した。

 決議では、内戦が続くシリア北部の激戦地・アレッポから市民を安全に退避させるため、監視要員を派遣することや、医療支援を各国に求めている。決議をめぐっては、政権軍を支援するロシアが採択に難色を示していたが、フランスが主導した修正案を受け入れた形。

 アメリカ・パワー国連大使「市民らが早期に退避できるよう努める。退避したい人々は、数日でアレッポを出られるだろう」

 アレッポは今月、アサド政権軍が制圧したが、反体制派が支配していた地域にいた市民の脱出はたびたび中断し、いまだに数千人以上が取り残されている。