内戦が続くシリアでアサド政権軍と戦う反体制派は１３日、激戦地となっていたアレッポ東部から撤退することを決めた。政権軍はまもなくアレッポを完全に制圧することになる。

　反体制派の主要なグループのメンバーは１３日、ＮＮＮの取材に対し、「最後まで抵抗を続けていた反体制派の戦闘員らがアレッポから撤退することでアサド政権側と合意した」と明らかにした。アサド政権を支援するロシアのチュルキン国連大使も１３日、「反体制派が撤退するという合意がなされた」、「アレッポでの攻撃は停止された」と明らかにした。

　反体制派支配地域の住民「２４時間、昼も夜も爆撃が止まることはなかった。遺体がガレキの下や道路にも残されているがどうすることもできない」

　イギリスに拠点を置くシリア人権監視団によると、反体制派の戦闘員らは、現地時間早朝から撤退を始める予定だったが、遅れているという。