韓国「帝国の慰安婦」著者に懲役3年を求刑
慰安婦問題を扱った著書で元慰安婦の名誉を傷つけたとして在宅起訴された韓国の大学教授に対し、検察は20日、懲役3年を求刑した。
韓国・世宗大学の朴裕河教授は、著書「帝国の慰安婦」で、「慰安婦と日本軍は同志的な関係だった」などと表現し、元慰安婦の名誉を傷つけた罪に問われている。
20日の公判で検察側は、「歴史を意図的にわい曲して元慰安婦を深く傷つけ、反省もしていない」と指摘し朴教授に懲役3年を求刑した。一方、朴教授側は、「あくまで意見を表明したものであり、元慰安婦を傷つける意図はなかった」と反論し無罪を主張した。
今回の裁判をめぐっては、検察が学術書の表現を問題視して朴教授を起訴したことに対し、「学問や言論の自由の侵害だ」という批判が国内外から上がった。
判決は来年1月25日に言い渡される。