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露大統領、米露関係改善に意欲 訪米意思も

2016年12月24日 8:50
露大統領、米露関係改善に意欲 訪米意思も

 ロシアのプーチン大統領が大規模な会見を開いた。会見ではトランプ次期大統領と、米露関係の改善に取り組む姿勢を強調した。

 プーチン大統領は23日、国内外の記者を前に4時間近く会見を行った。アメリカメディアからトランプ次期大統領との会談について問われると、米露関係改善に意欲を示し、会見後にはアメリカ訪問の意思も見せた。

 プーチン大統領「(トランプ氏との会談の)議題は米露関係の正常化だ。関係改善のために何をすべきか一緒に考える」

 また、ロシア軍について「いかなる侵略者よりも強い」と述べ、紛争が続くシリアの激戦地、アレッポで、ロシアなどが関与して市民らの撤退が完了したことを「近代世界で最大の人道的行為」だと称賛した。2018年の大統領選挙を前に自らの成果をアピールする狙いもあるとみられる。

 一方、アメリカのトランプ次期大統領は、23日、プーチン大統領からの書簡を公開した。15日付けの書簡でプーチン大統領は、「世界の安定には両国関係が重要だ」と、関係改善に向け、双方が実質的な行動をとることを期待するとしている。

 トランプ氏も、「彼の考え方は正しい」と評価し、関係改善に意欲を見せた。