×

新たな国産「空母」来年にも完成か 中国

2016年12月26日 12:53
新たな国産「空母」来年にも完成か 中国

 防衛省は、25日に中国軍の空母「遼寧」が、初めて太平洋に進出したことを確認した。

 防衛省によると、25日午前、中国軍の空母「遼寧」など6隻の軍艦が、沖縄県宮古島の北東約110キロの沖縄本島との間の公海上を南東に向けて航行し、太平洋に抜けた。「遼寧」が太平洋に進出するのを自衛隊が確認したのは初めて。また、25日午後には軍艦から飛び立ったヘリコプター1機が宮古島の南東約10キロから30キロの空域を飛行したが、領空侵犯はなかった。

 中国中央テレビは、24日から東シナ海などで撮影された「遼寧」と戦闘機の映像を公開している。

 また中国は、ウクライナから購入し、改修した「遼寧」に加え、新たに国産の空母の建造を進めている。来年にも完成する可能性があり、中国軍としては活動範囲を拡大する狙いもあるものとみられる。