中国軍機など 沖縄本島と宮古島の間を通過
中国軍の戦闘機などが10日、沖縄本島と宮古島の間を通過した。同じ海域では先月も今回と似た飛行が確認されていて、防衛省では警戒を強めている。
防衛省によると10日、中国軍の戦闘機や爆撃機などあわせて6機が沖縄本島と宮古島の間を北西から南東に通過した。その後、戦闘機2機は折り返し、同じ海域を北西方向に戻ったという。自衛隊は戦闘機を緊急発進させて対応したが、領空侵犯はなかった。
一方、中国国防省は、「中国空軍が定例の飛行訓練を行っていたところ、自衛隊機が近づき妨害弾を発射した」とした上で、「国際的なルールを破る危険な行為に厳重に抗議するとともに、誤った判断で衝突を招くことのないよう求める」としている。
これについて防衛省幹部は日本テレビの取材に対し、「戦闘機は発進したが、妨害弾というものは何を指しているのかわからないし、発射もしていない」と話している。