朴大統領“肝いり”歴史教科書の導入を延期
朴槿恵大統領の弾劾審判が進められる中、韓国政府は朴大統領肝いりの政策である国定の歴史教科書の導入延期を発表した。
国定教科書は、来年3月から中学と高校で導入が予定されていたが、韓国政府は27日、再来年の3月に導入を延期すると発表した。また、導入後は国定教科書だけを使うとしていた当初の方針を変更し、学校がこれまでの教科書と選択できるようにするという。
朴政権はこれまでの教科書は北朝鮮寄りの記述が多いとして国定教科書の導入を決定したが、野党などが反発していた。朴大統領の弾劾審判が進み批判が再び高まっていることを受けて、導入を間近に控え政策の変更を迫られたものとみられる。