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朴槿恵大統領の政策 歴史教科書の導入延期

2016年12月27日 20:51
朴槿恵大統領の政策 歴史教科書の導入延期

 韓国で、朴槿恵大統領が進めてきた国定の歴史教科書を導入する時期が延期された。従軍慰安婦問題などに関する記述が増えた内容だが、大統領の弾劾審判が進み、政策が変更されたもの。

 韓国政府が公開している国定教科書の原案では、従軍慰安婦問題や竹島に関する記述の分量がこれまでよりも増えていて、政府は「周辺国による歴史のわい曲に対応する能力を育てられるようにした」としている。

 国定教科書は、来年3月から中学と高校で導入が予定されていたが韓国政府は27日、再来年の3月に延期すると発表した。また、導入後は国定教科書だけを使うとしていた当初の方針を変更し、学校がこれまでの教科書と選択できるようにするという。

 国定教科書の導入は、朴槿恵大統領の肝いりで進められてきたが野党などから強い批判があり、朴大統領の弾劾審判が進む中で政策が変更されたもの。

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