トランプ氏、キング牧師の息子と会談
アメリカのトランプ次期大統領は16日、公民権運動のキング牧師の息子と会談した。黒人議員を批判し波紋が広がる中、「全国民の代表になる」と繰り返したという。
アメリカは16日、黒人が人種差別の撤廃などを求めた公民権運動の成果をたたえる休日。トランプ氏は運動の先頭にたち凶弾に倒れたキング牧師の息子と会談した。
キング牧師の息子・キング三世「トランプ氏は国民全ての代表になると繰り返したが、本当か見極めていく」
また、トランプ氏が就任式の欠席を表明した黒人議員を「口先だけだ」と批判したことについて、キング牧師の息子は「議員は行動してきた」と反論した。
キング牧師の日ということで黒人がパレードを行っているが、反トランプを掲げる団体もある。パレードの場でも「トランプ氏は人種差別主義者だ」「トランプ氏は憎しみと分断を持ち込んだ」などと、トランプ氏の発言について厳しい批判が聞かれた。
民主党議員の間にも反発が広がっており、25人近い議員が就任式の欠席を表明している。