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トランプ新大統領「米国第一主義」掲げる

2017年1月21日 6:58
トランプ新大統領「米国第一主義」掲げる

 ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任、選挙戦で分断したアメリカの結束を訴えるとともに、「アメリカ第一主義」を掲げ、アメリカの国益優先を強調した。

 演説の冒頭、政治家経験のないトランプ大統領は、既存の政治からの脱却の意義を強調した。

 トランプ大統領「権力をワシントンから国民に取り戻すのだ。今、この場所からすべてが変わる」

 そして、「私たちは一つの国家だ」と述べ、選挙戦で分断した国の再生に向け結束しようと訴えた。

 トランプ大統領「新しいアメリカ国民としての誇りが私たちの魂を奮い立たせ、私たちの分断を癒やすだろう。今は黒人でもヒスパニックでも白人でも、同じ愛国者としての赤い血が流れていることを思い出すときだ」

 その上で、トランプ大統領は、国益を最優先とする「アメリカ第一主義」を訴え、雇用の拡大や保護主義により「富と夢を取り戻す」と約束した。

 トランプ大統領「すべての貿易、税金、移民政策、外交政策の決断は、アメリカの労働者と家族のためになされるだろう。決して皆さんを失望させない。アメリカはかつてないほどに再び勝利し始めるだろう」

 一方、外交面では、「新たな同盟を築く」と述べた。オバマ政権で悪化した米露関係の改善を念頭に置いているとみられる。