国境に壁…大統領令に主要都市から反発の声
アメリカのトランプ大統領が署名した、メキシコとの国境に壁を造る大統領令に、不法移民を保護している都市への補助金打ち切りが盛り込まれたことに、ニューヨークなど主要都市から次々と反発の声が上がっている。
ニューヨーク・デブラシオ市長「この大統領令はむしろ安全を損なうことになる」「(補助金打ち切りは)街を犯罪やテロから守るための資金を奪うことになる」
また、ボストン市長は「我々は市民のために戦う」との声明を出したほか、シアトル市長は「移民へのドアを閉ざすよりも、多様化を促すほうが街にとって利益だ」と反論した。さらに、ロサンゼルスなど主に移民を多く抱える都市から次々と反発の声が上がっている。
一方、ホワイトハウス前では抗議デモが起きた。選挙中から物議を醸した公約が実行に移されたことで、今後、反発がさらに広がることが予想される。