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トランプ氏“裏切りだ”米司法省トップ解任

2017年1月31日 14:45

 アメリカのトランプ大統領は司法省のトップが、イラクなど7か国からのアメリカ入国を一時停止する大統領令を支持しないよう職員に求めたのは、「裏切りだ」として急きょ、解任した。

 解任されたのは、オバマ政権で司法省の副長官を務め、司法長官の代行だったイエーツ氏。トランプ政権で司法長官が議会に承認されるまで司法省のトップとして代行職を務めるはずだった。しかしイエーツ氏は30日、職員向けに声明を出し、大統領令について「合法だとは考えていない」として、職員に支持しないよう求めた。

 これを受けホワイトハウスは30日夜、「アメリカ国民を守るための法的措置の執行を拒否し、司法省を裏切った」として、急きょ、イエーツ氏を解任、後任に連邦検事を指名したと発表した。

 ロイター通信は今回の解任劇について「アメリカ史上、司法省トップがホワイトハウスから解任されたことは数回しかない」と極めて異例なことと伝えている。