トランプ政権控訴「国の安全のために勝つ」
アメリカのトランプ政権は4日、中東など7か国からの入国停止などの大統領令を差し止めるとしたワシントン州の連邦地裁の命令を不服として控訴した。
ワシントン州の連邦地裁は、7か国からの入国停止などの大統領令を一時的に差し止める命令を出した。命令をうけて国務省は、一時的にビザを停止した措置を撤回し、有効なビザを持っていれば、アメリカに入国できるとの判断を示していた。これに対しトランプ政権側は4日、この命令を不服として連邦控訴裁判所に控訴した。今後、控訴裁が判断を下すことになる。
一方、休暇でフロリダ州に滞在しているトランプ大統領は国際赤十字社が主催するパーティーにメラニア夫人とともに出席、控訴したことについて問われると「我々は国の安全のために勝つ」と述べ、徹底して争う姿勢を示した。
またこれに先立ちトランプ大統領はツイッターを頻繁に更新し、「判事は潜在的なテロリストやアメリカにとって利益にならないような人にも私たちの国を開いた。悪者にとっては非常に幸せなことだ」などと反発している。