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裁判所が大統領令の妥当性を判断へ 米

2017年2月6日 13:03

 入国停止の大統領令を巡る攻防が激しくなっている。アメリカのトランプ大統領による入国停止令が連邦地裁に差し止められ、これに対するトランプ政権側の異議申し立ても却下された。トランプ大統領は猛反発している。

 中東など7か国からの入国を停止する大統領令を巡っては、ワシントン州の連邦地裁がこれを差し止める命令を出し、トランプ政権が即座に異議を申し立てて控訴した。しかし連邦控訴裁判所はトランプ政権の訴えを退けた。このため、現在全米で、入国が認められる状況。

 フロリダ州で休暇中のトランプ大統領はこれに反発し、ツイッターで「裁判所が我が国を危険にさらすなんて信じられない。何か起きたら裁判官と司法のせいだ」と記した。

 こうした中、ニューヨークでは5日、トランプ大統領の入国停止令を支持する集会も行われたが、反トランプのデモも全米各地で続くなど、国民世論も二分したまま。

 今後、トランプ政権側と州政府側のそれぞれの主張を受けて裁判所が大統領令の妥当性を最終的に判断する見通し。

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