7か国からの渡航者 全米各地で続々と到着
アメリカのトランプ大統領による入国停止令を差し止めるよう命じた連邦地裁の判断について、トランプ政権側がこの命令を差し止めるよう求めた訴えを控訴裁判所が退けた。こうした中、全米各地の空港などでは大統領令で一度入国を拒否された渡航者が続々と到着している。
首都ワシントン近郊の国際空港では5日、弁護士やボランティアなど約30人が集まり、7か国からの渡航者とその家族に支援を呼びかけた。中には、大統領令によりこれまで搭乗を2度拒否されたイラン人家族を待つ女性の姿も見られた。
家族と再会したイラン人女性「連邦地裁が不公正で不平等な大統領令を差し止める踏み込んだ命令をしてくれて本当にうれしい」
一方、ニューヨークの空港でも搭乗拒否されたイエメン人学生の家族が到着した。
アメリカの大学に通うイエメン人学生「アメリカに来られてうれしい。全てがスムーズに行った時、神とみんなに感謝しました」
大統領令の差し止めをめぐる判断の行方は不透明で、しばらく混乱は続きそうだ。