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渡航者が続々到着…入国を喜ぶ家族や留学生

2017年2月6日 12:17

 アメリカのトランプ大統領による入国停止令を差し止めるよう命じた連邦地裁の判断について、トランプ政権側がこの命令を差し止めるよう求めた訴えを控訴裁判所が退けた。全米各地の空港などでは、入国を拒否されていた渡航者が続々と到着している。

 首都・ワシントン近郊の国際空港ではボランティアなどが集まり、渡航者らに支援を呼びかけた。中には、大統領令によって搭乗を2度拒否された家族を待つイラン人女性の姿も見られた。

 家族と再会したイラン人女性「連邦地裁が、不公正で不平等な大統領令を差し止める踏み込んだ命令をしてくれて、本当にうれしい」

 また、ロサンゼルスの空港でも、アメリカの大学に通うイラク人の学生が友人らの出迎えを受けた。学生ビザ更新のためヨルダンに滞在中、大統領令が出てアメリカに入国できなくなっていたという。

 イラク人学生「入国審査は簡単だった。係官はパスポートを見て、渡航目的や居住地を聞いてきただけ」

 大統領令の差し止めをめぐる混乱は続きそうだ。