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“入国一時停止”大統領令で空港混乱

2017年1月29日 12:48

 アメリカのトランプ大統領が27日、イランやイラクなど7か国からの入国を一時停止する大統領令に署名したことで、アメリカ各地の空港で混乱が起きている。

 NBCテレビなどによると、ニューヨークのケネディ国際空港ではこれまでに、イラクなどから入国しようとした12人が拘束されたという。このうち1人はアメリカ政府の通訳をしていたイラク難民の男性で、正規のビザを持っていながら家族の中で1人だけ拘束され、後に解放された。大統領令には永住権保持者の取り扱いが書かれていないなど、解釈や執行方法をめぐり混乱が起きているものとみられる。

 シカゴの空港でも10人以上が拘束されたという報道もあり、入国停止措置に反対する抗議デモは、サンフランシスコや南部・ダラスの空港にも広がっている。

 トランプ大統領は28日、この混乱について、「(大統領令の執行は)空港などで、とてもうまくいっている」と述べた上で、この大統領令は「イスラム教徒に対する禁止令ではない」と説明している。

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