トランプ氏“裁判所が米国を危険にさらす”
アメリカのトランプ大統領による入国停止令を差し止めるよう命じた連邦地裁の判断について、トランプ政権側がこの命令を差し止めるよう求めた訴えを控訴裁判所が退けたが、トランプ大統領は「裁判所がアメリカを危険にさらしている」などと反発した。
フロリダ州で休暇中のトランプ大統領は5日、ツイッターで「裁判所が我が国を危険にさらすなんて信じられない。何か起きたら裁判官と司法のせいだ」などと不満をあらわにした。また、ペンス副大統領も、大統領令の正当性を改めて主張した。
ペンス副大統領「この大統領令が憲法と法の下で大統領の権限内にあると確信している。だからこそ(司法の)判断に不満があるのだ」
控訴裁判所は差し止めの停止を求めるトランプ政権の訴えを退けているが、政権側とワシントン州など双方に反論の書面を提出するよう求めている。ワシントン州は、「控訴裁の判断は、法の原則を守ったものだ」と評価している。