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トランプ政権発足後、初めて米中外相が会談

2017年2月18日 7:11

 トランプ政権発足後初めてとなる米中外相会談が開かれた。G20外相会議に出席していたティラーソン国務長官は17日、ドイツ・ボンで中国の王毅外相と会談し、あらゆる手段を使って北朝鮮を制止するよう求めた。

 会談でティラーソン長官は、核やミサイル開発など北朝鮮の脅威が高まっていると強調し、中国に対し、あらゆる手段を使い北朝鮮の挑発行動をやめさせるよう求めた。

 一方、「台湾は中国の一部」だとする“1つの中国政策”についてトランプ大統領は一転して支持する姿勢を見せているが、中国は今回の会談でアメリカがこの政策を堅持すると明確に表明したと強調している。

 国際会議デビューとなったティラーソン長官だが、会見は1度も行わず、ロシアとの会談後に短い声明を読み上げただけだった。

 ティラーソン長官「意見が一致しない分野においては、アメリカは自国と同盟国の利益と価値観を守っていく」

 トランプ大統領の外交政策を巡る奔放な発言に、世界各国の動揺が広がっており、ティラーソン長官がこれをどのように説明するのか、注目されていた。しかし慎重な姿勢が目立ち、政権内部でまだ外交政策が定まっていないことを印象づけた結果となった。

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