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北朝鮮籍の男、医薬品の関連会社に勤務

2017年2月19日 12:26

 北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、17日に逮捕された北朝鮮籍の男は、医薬品の関連会社に勤務していたことがわかった。

 警察は19日午前、リ・ジョンチョル容疑者(46)逮捕のきっかけは、すでに逮捕されている2人の女の供述だと明らかにした。

 リ容疑者のものとみられる外国人登録証によると、リ容疑者はクアラルンプール市内にある抗がん剤などの医薬品を扱う会社に勤務していたものとみられる。

 こうしたことから、今後は金正男氏殺害に使用された毒物とリ容疑者との関連が捜査の焦点の1つになるものとみられる。

 一方、リ容疑者は、家族とごく普通の生活を送っているように見えたという。

 近所の住民「エリートっぽく見えた。息子とバドミントンをしていた」

 しかし、地元メディアによると、金正男氏襲撃当日、リ容疑者は他の3人の男と一緒に事件の1時間半前から空港内の喫茶店にいて、犯行の様子を見守っていたという。

 警察は19日午後、事件後初めてとなる記者会見を開く予定で、金正男氏の死因などについて明らかにされる見通し。