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北朝鮮が主張「正男氏は心臓発作で死亡」

2017年3月2日 21:48

 北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で、マレーシア入りしている北朝鮮政府の代表団が会見し、猛毒の神経剤VXによる殺害ではなく、「心臓発作で死亡した」との主張を展開した。

 北朝鮮政府の代表団はマレーシア側と協議したことを明らかにした上で、改めて遺体の引き渡しを求め、猛毒のVXによる殺害ではなく、「心臓発作で死亡した」と主張した。

 北朝鮮 リ・ドンイル元国連次席大使「(マレーシア保健省によると)男性は糖尿病と心臓病、高血圧の薬を持っていた」

 代表団はまた「こうした薬なしに男性は旅行出来なかった」と述べたほか、VXによる殺害ならば使用した2人の女や空港の利用客らが無事なのはおかしいと強調、マレーシア当局の捜査に疑問を呈した。その上で代表団側は女との面会や逮捕されている北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者の釈放を改めて求めた。