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正男氏遺体に防腐処理 安置長期化を視野か

2017年3月14日 6:42

 北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で、正男氏の遺体が12日、安置されている病院から一時的に場所を移され、防腐処理が施されていたことがわかった。安置が長期化することを視野に入れた動きとみられる。

 殺害された正男氏の遺体はマレーシア・クアラルンプールの病院に安置されているが、マレーシア政府関係者によると、12日夜、遺体が一時、別の場所に移されていたことがわかった。遺体には血液を処置するなどの防腐処理が施されたという。

 遺体をめぐっては、マレーシア側は原則的に正男氏の親族に引き渡すとしているが、これまでに親族からの要請はない。遺体の引き取りの際には親族が見て確認する必要があり、マレーシア側は安置が長期化することを視野に処理を行ったとみられる。